建設現場で使用する結束バンドが持つ特性とは

電線を束ねるアイテムであった結束バンドは、今では看板の取り付けからソーラーパネルの固定にも活用される万能なアイテムとなりました。これほど数多くの現場で活躍できるのは、結束バンドが有している「1度締めつけると緩まない」という特性があるからです。バンドのみで物を固定できるのは、トラッキングと呼ばれる凹凸がバンドの裏面にあるからであり、特許も取得しているほどです。幅広い現場で使用されている結束バンドですが、その現場のひとつに建設業も含まれています。

建設現場で使用されている結束バンドの特性として挙げられる点は、耐候性・耐久性に長けているナイロン素材、ロック機能が備わっているということです。建設現場では主に足場の固定・建材を束ねるのに使用されているので、一般的な塩化ビニール製のバンドとは異なっています。建設業で使用する結束バンドはナイロン製で銅線を内部に含ませたもので、1本で約60kgの重量にも耐えられる品です。足場の固定の際は2本を束ねて使用し、しっかりと支柱と足場を固定します。

ロック機能とはナットとボルトを使ってバンドが緩まないようにする機能のことを指します。バンドの裏面にはトラッキングはありますが、それだけでは安全性に問題を生じる恐れがあるのでナットでも固定をするというわけです。このバンドも基本は1度きりの使い捨てであり、ホームセンターやECサイトで1本200円前後で販売されています。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *