モデムとパソコンをつないでいるケーブルと言えば、LANケーブルです。光の乱反射を利用して情報通信をおこなっており、ADSL回線から光回線までに対応している非常に汎用性のあるアイテムになっています。今ではインターネットを利用するうえで必要不可欠なアイテムですが、このLANケーブルが誕生したのは1994年でまだ30年弱しか歴史はありません。開発に携わったのはオーストラリアに本社を構える情報通信機器会社で、グラスファイバーの光の乱反射を情報通信に活かそうと考えた研究者の手によって生み出されたものです。
それ以前までの通信ケーブルは銅線をもちいており、高速通信をおこなうことができませんでした。1990年代のパソコン通信では上り・下りともに2MBの速度しかなく、動画の視聴などおこなえるものではなかったほどです。LANケーブルが誕生した1994年以降、世界各地でブロードバンド網の敷設が急速に進みました。これもLANケーブルがもたらした恩恵であり、1999年にADSL回線が備わって一気に世界でIT革命が起こりました。
さらに2010年には高速通信を可能にした光回線が登場して、Iot家電も一般家庭に普及しています。このすべてにLANケーブルが使用されていて、現在の情報化社会には不可欠なアイテムとなっています。昨今では情報端末同士を接続したネットワークの整備にも活用されていて、事業所・家庭のどちらでも欠かせない情報通信機器のひとつになりました。LANケーブルのことならこちら