MHzで表記されるlanケーブルの伝送帯域とは

lanケーブルには様々な種類があるので、機器の性能や通信状況に合ったものを選ぶ必要があるのですが、そこで注目したいのが、よく「MHz」という単位で表記される伝送帯域です。

この伝送帯域とは、データを伝送するときに使われる周波数の幅のことであり、この幅が広いほど一定時間に送ることができる情報量が大きくなります。よく通信速度と混同されるのですが、交通に例えると、通信速度は車の制限速度(スピード)で、伝送帯域は道路の車線数の多さという違いになるでしょう。同じスピードで車が走れるとしても、車線数が多いほうが交通量は多くなります。

そのため伝送帯域は、データ送信がスムーズに出来るかどうかを左右する重要なものだと言えるのです。lanケーブルの伝送帯域の幅は、カテゴリー(CAT)と呼ばれる規格による種類があり、カテゴリーの数字が大きくなるほどその数値も大きくなって性能が高くなるという特徴があります。例えばカテゴリーが「5」のものは100MHzですが、「7e」では1000MHzと10倍も違うのです。

先ほどの交通の例で言えば、車線が1本しかない道路と10本ある道路があるとすると、当然、後者のほうがずっと交通量(データ量)が多くなるということが言えるでしょう。そのため通信速度が遅いなど、データ通信がスムーズにいかないと感じる場合は、この伝送帯域が高いlanケーブルに取り替えると問題が改善される可能性があります。

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