lanケーブルの内部の構造と通信速度の関係

デスクトップパソコンやWiFiルーターなどをインターネットに接続する場合は、ストレートタイプのlanケーブルを使用します。

ケーブルの内部の構造ですが、基本的に8本の導線が信号の送受信をします。0と1のデジタル信号は電流のオンとオフによって識別され、1本の導線が1組で情報を伝送する仕組みになっています。内部には8本の導線が含まれていますが、2本で1組なので合計4対の線で信号を伝えることができます。ただし、実際に使用する導線のペアは通信速度の規格ごとに違いがあります。

昔の規格(10Mbpsや100Mbps)のlanケーブルの場合は4対の導線を全て使用するという訳ではなく、2組(4本)だけです。送信料と受信用で、それぞれ1組を使用する仕組みです。残りの2対分の導線は使用されないため、製品の中には導線が入っていないケースがあります。これに対して1Gbpsとか10Gbpsなどの高速回線に対応したlanケーブルは、内部に含まれている4組の導線の全てが送受信に使用されます。

lanケーブルはどれも同じように見えるかもしれませんが、通信速度の規格(カテゴリー)ごとに実際に使用される信号線の本数に違いがあります。高速通信をするためには周波数を高くする必要がありますが、実際に使用される導線のペアに関しても規格ごとに違うと憂いことを理解しておきましょう。ちなみに、高速通信に対応したlanケーブルであれば100Mbpsなどの低速でも問題なく利用できます。

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