塩害に強いLANケーブルの概要

昨今では、工業用機器も無人遠隔操作に対応するようになりました。これにより以前は屋内でしか使用されていなかったLANケーブルも、今は屋外に敷設される事例を多く見かけるほどです。LANケーブルは基本、塩化ビニールの外膜に覆われたグラスファイバー製で、この塩化ビニールは塩害に弱いという特性があります。日本は四方を海に囲まれており、特に多いな工業地帯は必ずといっていいほど海に面した場所にあります。

この一帯で遠隔操作用のLANケーブルを敷設するには、塩害に強い製品を選ばないといけません。塩害に対応する製品は国内のメーカーから数種類が販売されていて、UL素材という外膜で覆われているのが特徴です。UL素材とは塩化ナトリウムを含めた合成樹脂で、塩分が付着しても表面や内部を劣化させることはありません。塩害に強いLANケーブルは一般家庭向けではないため、家電量販店では手に入れることはできませんがECサイトでは販売されています。

1mあたり約3、980円とお値段は高くなりますが、沿岸部で使用する際は短期間で買い替える必要がないのでコストパフォーマンスには優れているといえるでしょう。昨今は防犯カメラもLANケーブルを用いて接続するのが主流となっており、家庭でもこのタイプを用いる機会もあります。まだ家電量販店では販売されていませんが、今後は広く普及していく見通しのアイテムといえます。塩害に悩まされている地域では、取り入れる価値があるものです。

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