結束バンドの特性とバンドの用途

結束バンドは電気ケーブルなど、複数のケーブルや配線を束ねるためのアイテムです。業界では「インシュロック」等と呼ばれており、それ以外にも「ケーブルタイ」や「ケッソクタイ」と称されることもあります。結束バンドの一般的な素材はプラスティックで、一度結束されると取り外せなくなるのが特徴です。それに対してリピートタイプのバンドも現れ、繰り返し利用できるタイプもあります。

その他、ヘッドとバンド部が分かれるセパレートタイプや、パネル等に装着するタイプなど様々な結束バンドが開発されています。色もカラフルなものが揃っており、用途や装着箇所に応じて使い分けられるのもメリットです。結束バンドが日本国内で普及しはじめたのは、1980年頃からと言われています。樹脂製の特性を活かした柔軟性が、締め付けやすさや耐久性の良さに貢献しました。

従来の結束には紐などが使われていましたが、作業の効率性の高さから同バンドが広く用いられるようになったわけです。電気関係の製品やインフラも急激に増加し、配線結束用アイテムとして不可欠なものとなっていったわけです。現在の材質は66ナイロンが主流ですが、その他のナイロン素材でも製造されています。それは用途や場所によって、最適な素材が異なることが背景にあります。

特に耐熱性や耐薬品性に優れているのが、11ナイロンを使ったバンドです。現在は太陽光発電システムなどの施工用として重宝されています。

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